コンテナを割高で運用しているかたは

他の不動産投資と比較してかなり割安なコンテナ運用ですが、元の状態をはっきりと確認しておかないと割高になってしまう可能性があります。基本的にコンテナ運用は、空いているスペースにコンテナを設置するだけでビジネスが出来る運用方法だったのですが、昨今の地震や土砂崩れなどの影響で、安全面がかなり騒がれるようになってきました。

そのため、安全面をしっかりとしていないコンテナに関しては、国から撤去を命じられる場合もありますので注意が必要になります。その為、土地をコンクリートでしっかりと舗装し、上下二段以上コンテナを積み上げるようなしなければいけませんし、合わせてしっかりと地震対策を施す必要があります。最初に考えていたよりはコンテナ運用を割高に感じてしまう可能性があります。

さらに、割高な初期投資費用だと思っても、相続税や贈与税などでは節税効果が期待できますのでお得な運用方法である事に違いはありません。減価償却したコンテナの7年後の簿価は1円と相続した時に110万円の基礎控除を行えばかなりの節税になる事も可能ですので、親から子供への相続の前に、たとえ割高だと思ったとしてもしっかりとコンテナを設置する状況を整える事ができます。割高か割安かはその場ではなく、将来を見通した上で判断する事が重要になります。